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2014年2月22日 (土)

学びの食卓×みんくるカフェコラボ企画「食卓カフェ」

さる2月22日に、学びの食卓×みんくるカフェコラボ企画「食卓カフェ」を開催しました。

『学びの食卓』プロデュースとは、みんくるファシリテーター育成講座4期生の武藤さんが起ち上げた「医食同源」をコンセプトとして立ち上げた団体です。

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武藤さんは「『食』を通したココロとカラダのセルフメンテナンス」つまり「大人の食育・医療育」をプロデュースする場づくりを目指しています。
今回は『学びの食卓』プロデュースの記念すべき第1回企画として、みんくるカフェとのコラボ企画という形でしました。

今回のテーマは、「『食』って大事だなと思った瞬間ってどんな時ですか?~一緒にごはんを食べながら医食同源を考えてみよう!<食卓編> ~」restaurant

誰かと一緒に食事を取ることを「共食」、ひとりで孤独に食べることを「孤食」といいますが、これらのキーワードについて、管理栄養士さんのわかりやすい解説や、ひとりひとりの体験談を交えながらココロとカラダの栄養について対話しました。

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参加者は、19名の方々。医師、管理栄養士、薬剤師などの専門職に加え、医療や食育に関心のある市民の方々、また医学生,看護学生、栄養学の学生さんなども参加されていました!

まずは武藤さんによるオープニングの挨拶とアイスブレイクの後に、玄米おむすびriceballによるランチタイムとなりました!
本郷三丁目にある「権兵衛」のおむすびriceballは、見た目も良く、美味しくてヘルシーという今日のテーマにぴったりの食材です。

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そしておむすびriceballを食べながら、管理栄養士の小沼さんのお話を聞きました。
食育とは、食を通じたコミュニケーションの大事さ、共食と孤食について、それらが健康に与える影響についてなど、参加者にたくさんの問いかけが投げかけられました。

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その後は参加者による対話の時間です。
テーブルごとに別れ、ワールドカフェ形式で

one『誰かと一緒に食べること』がココロとカラダにもたらすものって何ですか?
two『ひとりで食べること』がココロとカラダにもたらすものって何ですか?

という2つのお題で自由にお互いの考えを聞き合います。

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それぞれのテーマに関する対話の内容を一部紹介すると・・・

one『誰かと一緒に食べること』がココロとカラダにもたらすものって何ですか?

・物語が出来る。「食」を通じた会話、信頼関係が生まれる。
・皆で食べる、その場で思いを語ることで、つながり・交流がもてる
・人間性が分かっちゃう(後片付けをするかどうかでも)
・関係性を築き、気づきを得る。人との接点に気がつく。
・(家の)文化の継承・交流の場。一緒に食べることはコミュニケーションの訓練の場。
・食べる相手によっては気をつかう
・ビジネスの現場でも食を通じて和む
・暮らしや地域の歴史が分かる。料理の持ち寄りや祭りなどの食の文化。

two『ひとりで食べること』がココロとカラダにもたらすものって何ですか?

・高齢者はボケやすいかもしれない
・孤独感がある
・1人でゆっくりできて、スケジュールも自由。自分のペースで食べられる。
・1人でのカフェタイムは癒し
・好きなものを食べられる。体調に応じて選べる。
・自分と向き合う時間になる
・風邪をひいたときの一人飯はつらい
・「ながら食」は食べる行為がオートマチックになりがち
・共食疲れの場合、1人の食事が癒しになる

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一般的に、共食のほうがポジティブな効果があって、孤食がネガティブと思われがちですが、共食にも「共食疲れ」や「気をつかう」という部分があり、また孤食にも「自分と向き合う時間」になり「癒しの時間」になることもある、という興味深い意見がたくさん出ていました。

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その後、個人ごとに中間ふりかえりを行い、そこから生まれた新しい疑問から3つのテーマを設定し、対話しました。

three孤食と共食の良いバランスとは?
four「共食が楽しい」って何を話してるの?
fiveより良い孤食とは何だろう?

再び、対話の内容を紹介すると・・・

three孤食と共食の良いバランスとは?

・共食がシステムになるとつらい。自由度のある選択がほしい。
・共食の中でも孤立化することがある。どういう環境で誰と食べるかが大事。
・食で人は創られる。共食は重要なしつけを学ぶ場でもある。
・誰かと食べる環境で吸収される栄養が変わってくるかも。

four「共食が楽しい」って何を話してるの?

・メニュー決めから大議論!食べるところだけでなくプロセス全体を楽しめるとナイス。
・今日あったこと(を親は知りたい)
・「会話のない共食」はむしろ楽しくない
・聴くことも大事(何ってわけじゃない)。一緒に食べてる、それだけでもスペシャル。
・共食だと優先事項が人それぞれ、複数になる(味だけ、手の込みようだけじゃない)
・「家族の味」を長くかけて作っていく

fiveより良い孤食とは何だろう?

・アクティブに自分で料理を作る
・食事内容も自分で考えられる。意欲と体力が必要。
・おそうざいコンビニがあるといいな(それをみんなで食べる場所がある)
・周りに人がいるような空間で、一人で食べる(ゆるいつながりのある空間)
・三食すべて孤食にしないで、バランス良く

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以上のような大変興味深い対話が行われました。
参加者は20歳前後の大学生から、60代の年配の方まで、さまざまな背景の方がいましたが、これだけ多くの視点から対話が盛り上がったのは、「食と健康」というのがとても普遍的なテーマであり、また毎日の日常的なテーマでもあったからだと思いますsun

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私も医療に携わるものとしてのみならず、自分の日常の食生活をふりかえるという意味でも、考えをあらたにする機会となりました。
家族や友人と食事をすることの大切さ、食事をしながらも「今、ここ」にいる感覚、そして食を通じたコミュニケーションの貴重さ、などを改めて痛感しました。

今回の企画と運営をメインに実行してくれた武藤さん、そしてゲストスピーチをしてくれた小沼さんに心より感謝いたしますgood
また休日に足を運んで参加していただいた皆様にも感謝申し上げます。
どうもありがとうございましたsign03

みんくるプロデュースでも、今後再び『食と健康』に関するテーマをとりあげていきたいと思います。


(文責:そんそん)

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参加者アンケートから一部、感想をご紹介します。


clip食をどの場面・どんな時・誰と食べるか、その社会的意味に気づかされました。毎回限られた時間の中でとても中身の濃い対話が行われ、感心しています。
clip孤食に対してマイナスイメージが強かったのですが、自分と対話する良い時間でもあることに気づきました。
clip個人の経験によって共食・孤食に対する印象がずいぶん違うこと、共食・孤食それぞれ楽しくできる工夫が大切なことを学びました。
clip実際に”食べる”ことで他の参加者の人と話すきっかけになりました。普段一人で適当に済ましがちな「食」について改めて重要さを感じることができました。

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