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2014年5月15日 (木)

第29回みんくるカフェ「作業療法士の扱う”作業”を健康に活かすには?」

みなさま、こんにちはhappy01
みんくるプロデュース・スタッフのかっちゃんです。

5月15日に開催されました第29回みんくるカフェ「作業療法士の扱う”作業”を健康に活かすには?」のご報告をさせて頂きますsun
今回の場所は「湯島食堂」さんrestaurant初めて使わせて頂いたのですが、なんとこの夏に閉まってしまいましたweep
とってもおしゃれな空間で、野菜だけを使うというこだわりのおいしいお料理が魅力の「湯島食堂」さんrestaurantまたオープンすることを切に願うばかりですpaper

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さて、そんな空間でのみんくるカフェですが、今回は作業療法士の扱う“作業”をテーマにしたためか、作業療法士の方や作業療法学科の学生さんがいらしてくださいました。
医療職同士や一般の方々が作業療法という聞き馴染みのない仕事や作業について対話する時間を過ごすことが出来ました。

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今回は、ゲストスピーカーに日本作業療法士協会理事の谷隆博さんをお呼びして、作業療法ってどんなことをするのかについてお話して頂きました。
以前、職業を尋ねられた際に「作業療法士です」と伝えると「えっと、土木作業の関係ですか?」と間違われたというおもしろエピソードを交え、作業療法という名前がなかなか馴染みが無いということや、作業療法士は1つの専門性にこだわりすぎず、その人に合わせて色んな作業を支援して行くというお話をしてくださいました。さすが関西の方、楽しく和やかに作業療法や作業について触れることが出来ました。

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その後は各テーブルでの対話の時間です。
対話のテーマは3つ、テーブルは4つに別れて、各テーブルで健康と作業についての対話が行われました。
以下に各テーブルでの内容を紹介します。


pencilテーブル1「健康を支える作業とは?」

・健康と言う言葉の意味について、作業と言う言葉の意味について。作業と健康の関係について考える。
・作業と言う言葉自体が人それぞれ違う定義づけをしている。
・その人にとっての作業、健康、自分らしさって何か。
・日常行為そのものが”作業”という要素がある。
・ルーティーンが自分にとって意味のあるかたちでリズムを取って出来ること「ありのまま」が大切。
・1人でやる作業もあれば仲間とやる作業もある。

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(右の模造紙の写真をクリックすると拡大されますupwardright


pencilテーブル2「今までやっていた作業活動は違う活動でも代替出来るか?」

・バスケが出来なくなったけどゴスペルが出来る(共通する意味はチームワークの実感)
・食事を沢山食べることが出来なくても料理を作ることが出来る。
・活動Aから違う活動Bに移り変わるまでは、どう過ごすのか?喪失感や葛藤、今までの自分に戻りたいという思いがある。待ってくれる環境や、待ってくれる人が大切。
・代替するためには役割の転換が出来ることが大切。「自分が作業をすることが出来なくても教える、人から頼まれごとをするということは出来る」
・役割の転換が大切。それにはごちゃごちゃしている環境が大切。

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pencilテーブル3ー①「最期までやっていたい作業活動は?」

・自分たちが何をやっていたいか?→ラーメンを食べていたい、コーヒーを飲み続けたい、選びにいきたい、おしゃれをし続けたい。
・好きなことというのは、こだわりがあること?
・自分の意志が表示出来なくても最期までやっていたいものをやるためにエンディングノートを準備しておく。
・今その時にやりたいことが出来ることが大切。
・出来なくなってきたことをきちんと受け入れる自分、周りの人にそのことを伝えられるということが大切。
・素直に感謝を。
・作業=行動、目に見えること、動くこと。と思って縛られていたけど、心とか思いも動く。その捉えにくくて表現しにくいことを敏感に捉えられることが大事。その心の動きを大切にしたい。

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pencilテーブル3ー②「最期までやっていたい作業活動は?」

・モテ期をもう一度。
・最期まで作業を行っていくには健康が必要。そのためには地域の人とのつながり、関わりが大切。
・自分の足跡、人生の振り返りがとても大切。
・自然体で自分と向き合うことが大切。
・作業活動=動いてないとだめ?→後悔しないような活動、生きる原動力になるような活動が最期までやっていたい活動なのではないか。そのために人生を振り返るというのも大切な作業活動なのではないか。

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(右の模造紙の写真をクリックすると拡大されますupwardright


「作業療法士が扱う作業を健康に活かすには?」というテーマで対話を行って行きましたが、”作業”の捉え方について、目に見える外見的な作業(ラーメンを食べたい、おしゃれがしたい)から精神的な内面的なところにまで話が進んでいき、作業そのものよりもその作業をどういう気持ちで行っていくかという話になって行きました。
参加者には、作業療法士とともに働く医療職の方々や、これから作業療法士になる学生さんがいたため、とても実りある時間を過ごすことが出来ました。
ゲストスピーカーの谷さんも、皆さんがとても深く作業のことを考えて話をしていたため、とても驚いたとおっしゃっていましたclover

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参加してくださった皆様、ブログを呼んでくださった皆様、ありがとうございました!
最後に、アンケートより一部を抜粋してご紹介しますpencil


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clip今回参加して、新たな気付きや学んだことは何ですか?

・OTさんと話すことと、PTさんと話すことを一緒くたにして話していたが、別の視点で語るべきことを今回初めて知った
・作業療法という言葉でなく、療法としてより人としてのありようを考えさせられるきっかけをつくる役割をになっていることに気付きました
・他職種にも作業を真剣に考えている方がいて、そのような人と一緒に働きたいと思いました。
・作業療法の作業は、行うことだけでなく、思うこと、考えることなどの精神的なことや社会的なことも入るということ
・作業療法・作業活動といえば、動くことや日常活動というイメージだったが、今回参加し、作業には人の気持ちや人生など多くのことが含まれていると思いました。

clip今回の参加は、今後のあなたの活動・お仕事にどんな影響を与えそうですか?

・患者さん、その人への興味が強くなるかも
・“作業”ということばの意味付けがわかった・広がった
・最期まで自分らしく生きることはを考えさせられる機会を得ました
・自分のやっていることが時には出来なくなることを考えさせられました→・役割の転換、ごちゃまぜの環境、待っていい環境と待ってくれる人、これらのキーワードを今後の活動に活かしたい
・患者さんの「作業」を見つけたり、気付けたり出来るお手伝いが出来たら嬉しい
・学校に帰ってから作業について、老年などについての勉強に興味がわいてきました

(文責:かっちゃん)

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