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2014年10月

2014年10月 5日 (日)

みんくるワークショップ〈「農」を通じて身近な「食」を考える!〉

10月05日(日)、みんくるワークショップ〈「農」を通じて身近な「食」を考える!〉を開催しました。

今回はいつものみんくるカフェを飛び出して「体験」を中心としたワークショップを開催しようと、ヨシオカ農園での農業体験をする予定だったのですが、残念なことに雨で農業体験はできませんでした。
しかし、ヨシオカ農園にて、参加者は5人+スタッフ3人と吉岡さんを入れて9人(+お子さん2人)というかたちで、対話のみ開催することができました。

ヨシオカ農園は、千葉県柏市鷲野谷にあり、吉岡龍一さんという一人の若者が経営されています。吉岡さんは、親が農家でない新規就農という形で農業の世界に飛び込み、地域の農業を盛り上げようとさまざまな取組みをされています。
ヨシオカ農園ホームページ:http://www.theyoshiokafarm.com/

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apple吉岡さんからの話

・大学4年の時に自然環境に興味があり、NPO活動として子供たちと米作りをした。どうすれば地域が豊かになる材料を作れるか考え、せんべいにして売り出したことがあった。誰かの実現したいことを地元でやっていきたい、それは農業だと思ったのが農業を始めるきっかけとなった。
・農業は難しい。高齢化に伴い、昔は農家でも今は農業のみという人がいて、後継ぎする人の数も減少している。農業で稼ぐのは難しい理由に、都市部から近い農村であり特徴がないことがあげられる。
・シェアオフィスを持ち、カフェの経営もしている。
cafeYOL Cafe Frosch(吉岡さん経営のカフェ)→http://edgehaus.jp/yol-cafe-frosch

mobaq地域活性の分野でうまくいっている地域があるか。
paper外から入ってくる人に手厚いところがある。2-3年間、無料で米をあげるとか。
体験農園として、農園を市民に売っているところがある。
農業の組合を作った。体験農園で何を教えるか決める。小さい畑から大きい畑が作れるように教える。農家が住民に週に何回か農業について教える機会を作る。農家の人は全員がすべての野菜を作れるわけではないため、組合いメンバーがほかの野菜の作り方を教えることもあり、おもしろい。
といった話がありました。

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clover対話
対話のテーマは「食べること、つくることって何だろう?」 とし、2つのグループに分かれて対話しました。 

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• ふだん子供たちは食べるだけで、作り手の顔が見えていない
• 学校でも農作業体験など、作り手が見えるような教育をやってほしい
• 生活の中で作り手(素材、つくり方)が見えるような工夫を
• 区民農園などで栽培すると、教えたがりの高齢者の方と交流が深まる
• 単純に作ることが楽しいし、いろんな人と交流できるのも楽しい
• 農園が世代間交流など、場の提供(=コミュニティづくり)になっている
• 農機具の貸し借りなどを通じて、自然に人とのつながりができるのも魅力
• アスパラガスや芋など実際に畑でどのように育っているのか、見たり体験しないと分からない
• 旬のものをいただくのは栄養素的なものだけではなく、こころの健康にも良い
• 旬のものを食べる意義を子供達にも正しく伝えて行けたら
• 楽しく食べる、食卓を囲むことが、家族団らんや人とのつながりを生む
• 食べることは、コミュニティを通じて、人を集めたりつなげたりする力がある

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【食べる】
• 楽しく食べたい。その要素として「誰と食べるか」が大きな要素になる。また旬で美味しい野菜(しかも朝取れだったらなおよし)を食べられると健康で嬉しい。
• しかし食事はしなければいけないもので、だからこそ楽しくしたいとも思うが、負の要素もある。
• 一人暮らしだと誰かと食べることが難しかったり、きちんと3食食べること自体が難しかったり、お金がかかる。
• なぜそうなったのか?
• 「いつでもどこでも食事が取れる」ようになったから。
• 昔であれば、食べることが生きることだったが、ローテーションがなくなり、便利でできることややることが多くなって都合が合わなくなった。食事より優先するものができ、食事と別のことの優先順位が変わった。
• 食事をいただきましたと思う意識を自分できちんと作らないといけなくなった。自分の中でのルールが必要になった。
• また誰かと食べることも週一回は家族と食べる、夜ご飯は家族と食べるなど、無理なく続けるための「ルール作り」が重要な時代になった。

【作る】
• 作ることで旬も分かるし、土がついてるものも馴染みが出たりする。週一回などで作ってみたいが、すぐ枯らしてしまったり、時間がかかる。
• 野菜の育て方には時間のかけ方のコツがあり、毎日10-30分程度コツコツと水をやったり、草をむしったりしないといけない。
• それには仕事をしながらでは難しいため、管理者がいるとよいが、お金がかかる。練馬方式など区民農園などがあるが、抽選が当たらない。
• 「農業は生業としては成り立たない」との吉岡さんの意見があり、うまく市民ができるようになる仕組みが必要。農園付きなどのコミュニティマンションがもっと増えるとよい。
• 六本木だと高くてもやり手がいるが、離れると誰も来ない。そこにはアクセスと広さなどの条件の兼ね合いがあり、「コストパフォーマンス」である。
• しかし時代が変われば価値観も変わる。アクセスにおける時間的労力的金銭的コストが下がり、地域の自然やコミュニティの暖かさ、育てる喜びなどが認識されるようになれば、個人個人が少しずつ野菜を育てるようになるかもしれない

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clover最後に、参加者の感想として
・新しい視点ができた、楽しかった、
・畑をやりたいと思っていたので実際に働いている人と話せてよかった、
・話すことで自分にないことを話すことは楽しい時間だった、
・自分自身でできることがあるのではないかと次のステップにいけそうと思った、
・古民家は憧れがあり何かやりたいと思っていた、
・食べることが日常にあることに気を付けることが大切
という話がありました。

対話を通じて、日常における食生活や健康について考えることができました。
今度は晴れた日に、ぜひ体験型のワークショップ開催したいですね。
吉岡さん、参加者の皆様、どうもありがとうございました。

(ひろみん)

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