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2015年1月

2015年1月14日 (水)

第31回みんくるカフェ「ナースのお仕事〜看護師が伝えたいこと・看護師に求められること」

こんにちは!みんくるスタッフのめぐたんです。

さる11月29日(土)に第31回みんくるカフェ「ナースのお仕事~看護師が伝えたいこと、看護師に求められること~」を開催しました。
場所は、エンパブリック根津スタジオにて開催いたしました。

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今回は、みんくるスタッフの看護師、ひろみんとめぐたんの企画でした。
看護師自身はどんな看護師を目指していて、患者はどんな看護師を求めているのかについて、医療者だけではなく患者さんも含めて理想の看護師について対話したいと企画したものです。
実際の看護師はどんなことをしているのか、実際のある看護場面について話をした後、参加者と対話をしました。
参加者は医療福祉関係者(看護師、医師、学生)、医療従事者以外の方を含め計18名でした。


まず、ナイチンゲールの言葉「健全な生活環境を整え、日常生活が送れるよう配慮することが看護なのである」を紹介し、「看護」について考えました。
看護師は、看護技術を用いて患者に看護ケアを行います。
看護者と対象者の間の人と人との関係性の中で実践されているのが看護ケアであり、看護は、看護の技術・知識はもちろん、人間性が大事なのではないか!という話をしました。

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続いて、ひろみんとめぐたんが、実際の現場の看護について話しました。

ひろみんの話は、看護師の勤務体制、患者と看護師のある1日について、看護師のジレンマ、病棟看護師が行っていることなどについてでした。
ひろみんが患者とのコミュニケーションで心がけていること、治療以外にも医療者の関わり方が患者の元気につながると考えていること、また、看護師も患者さんから勇気や元気をもらっており感謝の毎日であること、などが語られました。


次にめぐたんの話です。
検査部門の外来看護師として働いているめぐたんが、効率優先で患者の気持ちがないがしろにされているのではないかと感じた、ある日の出来事の話を紹介しました。
検査によって患者の感じた苦痛や気持ちを考慮して、どういう看護が必要と考えケアするのか。そしてさまざまな看護観をもつ他の看護師とうまく働くためにはどうすればよいのか。
業務優先と看護優先のはざまで感じる、そんな葛藤が語られました。

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後半は「縁パブ」形式で参加者全員が対話を行い、看護についてさまざまな思いが語られました。
「縁パブ」とは、エンパブリックが開発した、少人数でもテーマを発展させながら対話を行うことができるカフェ型トークのことです。

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オープニングクエスチョンは「理想の看護師とは?」。
患者の安全・安楽、不安軽減を大事にしたケアをしたいけど、それだけでは一方的視点ではないか?
患者さんの求める看護とはどんなものか?
この問いに対する質問を考えるところから対話が始まり、グループごとに「コミュニケーションが難しい人への対応について看護師に求められることは?」や「看護の専門性を共有するためには?」などの問いに発展させて、対話が続きました。

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以下、グループごとの対話の内容を一部紹介します。

pencil患者の言えない思いを察したり、思いを聴いて必要なアレンジをするのが理想の看護師なのでは。
pencil看護師にはできない看護ってなんだろう?
pencil看護師しかいない「看護所(仮)」というものがあったらどうだろう?
pencilこれが看護と定義できない、看護って幅広い。
pencil演出家でありスペシャリスト、「患者の思い」を尊重する看護師、医療全体を見渡せる看護師が必要なのでは。
pencil理想の看護師を育むには、各医療者が自分の役割を明確にし、失敗しながらも現場の状況を理解できるように努力する。
pencil看護師の育成には、継続すること、ロールモデルが必要。看護師に求められるのは「現場の医療の演出家」ではないか。
pencil医師や患者に看護師の仕事がまだ理解されていない。看護師の視点を共有することが医療の質を高めることにもつながるのではないか。

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pencil看護師に優しく接してほしいが、日本の医療の現状として難しい部分がある。
pencil認知症や精神障害の人への対応について、看護師は患者が「大切にされた」と感じるように接したり、「急かさないこと」を大事にしている。
pencil看護職の語る「看護」と、看護職でない人の語る「看護」に大きなギャップがある。
pencil患者になると看護師から言われたことを素直に受け入れることは難しい人も多い。
pencil緩和ケアでは、患者・家族・医療職が、「看護」の専門性を共有できていることが多い。それは、ゴールを共有できているからではないか。
pencil患者・家族・看護師でゴール(目標)を共有することが、看護の専門性を共有することにもつながるのではないか。

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以上のような形で対話が進みました。

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終了後のアンケートより、参加者の方々からの貴重な感想を紹介いたします。

clover患者さんの思いにもっと興味を持とうと思う
clover臨床で患者さんや家族がどのように考えているのかを知るきっかけになった
clover患者と医療者間の認識の違いを感じた。それを埋めることの重要性を感じた
clover看護師のコミュニケーションスキルの重要性、看護師の専門性について考えた
clover看護師には対話力、調整力が重要必要であることを改めて感じた
clover看護師は何ができるとは言えないところが強み、でもスペシャリスト
clover看護師への視線がずっと優しくなるような気がする


看護について考えさせていただき、患者・医療従事者お互いの立場を知ることから始まるのかなと改めて実感いたしました。
今後、さらに異業種の方の参加のもと、今回のテーマについて話し合いができたらと思いました。
看護は奥深く、まだまだ大きく展開されるのだろうと思うとワクワクしています!!


開催時には晴れ間がやっとみえてきましたが、午前中は雨で足元が悪い中お集まりいただきありがとうございました。
「看護」について対話し、同じ時間を過ごせたこと、この出会いを幸せに思います。
参加者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、看護をテーマに視点を変えて対話できたら&つながっていけたらと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。

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(文責:めぐたん)


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