« 2015年1月 | トップページ

2015年8月

2015年8月27日 (木)

第32回みんくるカフェ「ゲームを通して生活習慣を見直すきっかけを作ろう!」

こんにちは! みんくるプロデューススタッフのあべべです。

さる5月10日(日)に第32回みんくるカフェ「ゲームを通して生活習慣を見直すをきっかけを作ろう!」を開催しました。
その様子についてお伝えします!

今回のカフェは、NPO法人市民科学研究室(以下、市民研)とのコラボ企画です。
市民研が開発した生活習慣病対策ゲーム「ネゴバト(ネゴシエート・バトル)」を体験して、そこでの気づきや発見をワールドカフェ形式で共有しました。

11049468_1043004375710499_155907483


市民研は、「市民にとってよりよい科学技術とは」を考えるために、講座や勉強会を運営し、市民が主体となった調査研究や支援事業を行っているNPO法人です。
市民科学研究室:http://www.csij.org/
ネゴシエート・バトル:生活習慣病対策ゲーム(ネゴバト) http://negobato.hotcom-web.com/wordpress/

参加者は15名で、最年少は中学生と幅広い年代の方が集まりました!
市民研、みんくるプロデュースのスタッフを合わせると、総勢22名でとても賑やかなカフェとなりました。

clip「ネゴバト」は、健康的な生活したくても誘惑に負けてしまう自分自身の習慣の真相が見えてくる対面型交渉 ゲームです。
誘惑者側と人間役に分かれてゲームを行います。
3対3(一部3対2)で4テーブルに分かれて行いました。
各テーブルには生活習慣に関するジレンマが書かれたカードが置かれています。
誘惑者は、人間役の人を不健康になるように誘惑します。
人間役は誘惑に乗るのか、乗らないのか、他の人間役の人の意見も聞きながら、自分の選択を考えます。

11265570_1043004389043831_910840272


ジレンマカードは4つのテーマ別に色分けされています。3対3の交渉を1セット15分とし、チームメンバーをかえながら、全ての色を体験できるよう4セット行いました。

初対面の人同士のゲームでしたが、生活習慣という誰にでも身近なテーマだったためか、どのチームも大変盛り上がりました。

11219349_1043004662377137_375731230


休憩をはさんで、ワールドカフェ形式で対話を行いました。
まず、自分が誘惑に乗りやすかったカードの色のテーブルに分かれて、その色がどんなカテゴリーなのか、何を表しているのかを考えました。
次にその色ごとに、なぜ誘惑されやすかったのかということと、誘惑されないための対策について対話しました。

各テーブルごとにどんな対話になったのか簡単に紹介します。

spade青色カードのテーブル
*何を表しているのか?
上司、家族、飲み会、家族とのお出かけなどのワードから、人付き合いがテーマではないかという話になりました。
✴︎なぜその誘惑に弱いのか?
・上手に上司や家族からの誘いを断ることができない。
・自分が疲れていても、本音では睡眠をとりたいと思っていても、断ったら…という不安があり、断ることができない。
・家族とは関係性ができているから、断ることができるが、仕事は相手を優先することなので、断ることができない。
・組織における自分の存在意義の不安が根底にある

※誘惑への対策は?
・上手な断り方を身につける。直接だったり、メールだったり、手段もいろいろ。伝え方も工夫してみる。
・残された時間が今日一日だと思って行動する。自然と自分気持ちに正直になることができる。また相手への態度や言葉かけも変わってくるのではないか。

11244908_1043004659043804_659869891


diamond黄色カードのテーブル
*何を表しているか?
・キーワードは、予防・管理、リスクに備える、検診、健康増進、面倒くさいことなどがあがりました。
・その他にも、具体的にカードを見ながら、ないがしろにしてしまうものだったり、今すぐでなくてもよい「まあ、いっかな」と思えるようなもの、という話になりました。

*なぜその誘惑に弱いのか?
・わからないものだから別に調べなくてもいい
・結論が出るのが怖いかもしれない
・自分には自分の健康というバロメーターがある。自分は健康という気持ちなのに、病気というレッテルを張られるかもしれない。

*誘惑への対策は?
-自分や周囲に何らかの変化があるときに意識する
  ・周囲に病気になった人がいると危機感が出てきて、心配になっていく
  ・自分自身に不調を感じたとき
-社会のシステムとして
  ・国とか県とかからの補助があるといきやすい
  ・歯科検診などは検診のお知らせが来たり、次回半年後とかに予約を入れてしまったりするといく
  ・面倒くさくても約束があることが大事なのかもねという話になりました。
  ・ホームドクターとかかかりつけ医とかと信頼関係があることも大事
  ・年ごとに比較をしていける環境も大事
  ・健康に関して気にしすぎる人、全く気にしないひとなど同じ症状でも個人差がある。ネゴバトのような場を設けることで、独りよがりにならないための環境を作ることが大切!

10404857_1043004722377131_884320541


heart赤色カードのテーブル
✴︎何を表しているのか?
・我慢しづらいもの、自分が好きなもので抑えられないもの。つまり、趣味や嗜好品。

✴︎なぜその誘惑に弱いのか?
・やはり毎日つまんでいるものは辞められない。おせんべいを毎日つまんでいる。塩分高いことは知っているが、辞められない。
・お酒を辞めることができない。楽しいことだから、尊重しないといけない部分もある。
・お酒は話がはづむ。お酒を選んだり、美味しいお酒を探すことが楽しい。
・心がこっている。何かをつまむとリラックスできる?ガリガリ君を食べることが心のこりをほぐす。心のこりをほぐす物は大切にしなければならない。健康面にとってマイナス面があるからといって、プラスを切ることはできない。

✴︎誘惑への対策は?
・同じ食べるでも、時間や量を工夫する。時間や量を工夫することである程度、健康面のマイナスを減らすことができるのではないか?

11108673_1043004732377130_514246917


club緑色カードのテーブル
*何を表しているのか?
カードに使われているワード「労働、残業、上司、お客様など」から【仕事】をフレーズとする。

*なぜその誘惑に弱いのか?
・仕事には「やりがい」「付き合い」のふたつの側面がある。
・やりがいを感じる時は、身体的にはNGでも気持ち的にはストレスは少ない。一方、付き合いと感じる時は、身体的にも気持ち的にもストレスは大きい。
・新人の頃は体力もあり気持ちもフレッシュなので「やりたい!」という想いから無理をしてしまう。中堅くらいの立場になると「ねばならない」という気持ちが強くなってくるので、自分で意識をして身体と心のバランスを取るように気をつける必要がある。
・日本には仕事を美化する文化、長時間労働を厭わない文化がある。
・仕事をする上でも生きる上でも「身体・心」がベースになる。とても大切なコトなのにそれについての教育がない。
・「身体・心」は自分のコトだけど、仕事の場合は周りとの関係性が大きく影響する。「他者の評価」が気になる。

*誘惑への対策は?
-個人レベルでの対策
  ・ペットや恋人、家族のためにと理由をつけて仕事を切り上げる。
-会社、法律レベルでの対策
  ・規則として長時間労働を禁止する。
  ・ワークシェアを導入する。
  ・新人、中堅、出産、子育てなどひとりひとりのライフスタイルにあった仕事の仕方がある。
  ・社会全体が多様な働き方、生き方を許容する。


分かってはいるけど、やめられない・・・・といった自分の生活習慣のくせの背景にあるものに近づくことができた時間でした。

対話を通して、普段気づくことができない自分に気づくことができ、お互いにアイディアを出し合うことで、ちょっとやってみようかなという気持ちになることができました。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

(あべちゃん)


pencilpencilpencilpencilpencil

アンケートから参加者の感想をいくつかご紹介します。
clip自分のライフスタイルについて(医師や栄養士などから指導を受けるのではなく)対等な関係で話合うことは初対面同士でも可能だということに気づきました。
clipいろんな誘惑のカテゴリがあって、それぞれ傾向が違う面白さにきづきました。共感が大切だということがより実感でき、今後も生かしていきたいと思います。
clip特に医師を代表とする医療者と市民の間に存在する社会的心理的勾配は、場の設定の仕方で効果的に変化させることが可能であることを学びました。
clip生活習慣病というのは「習慣」や「性格」に左右されるものであり、一律な方法で「予防しましょう」とは言えないものであることを実感しました。
clipやめたいけれどもやめられないは根深いことを再認識しました。生活習慣病だけではなく習慣を変えるためにできるお手伝いについては今後も考え続けたいと思います。

« 2015年1月 | トップページ

フォト

最近のコメント